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かぎろひ通信 2023年11月

■一筆啓上申し上げます

11月です。秋が深まり冬に向って季節が進んで行きます。

令和5年も終わりが近づいてきました。そこで今頃になってでは有りますが、あの頃を回顧してみました。

あの頃とは平成が天皇生存の状況で終了する事となり、次の元号がいったい何になるのかと世間の注目を集めたあの頃です。色々な人達が新元号名を予想したり提案したりと大変大騒ぎになりました。

そして結果「令和」という元号が発表されると世間では「えー?」とか「それ何?」といった反応が多く見られました。そこで改めまして「令和」に関する解説を少々させて頂こうと思います。

令和という言葉の元となったのは「万葉集」の中にに書かれている「うた」です。

その「うた」とは→「時に、初春の令月にして気淑(よ)く風和(やわら)ぐ」

訳→折しも初春の良い月で、空気はしとやかで風は穏やかに吹いている

この「うた」の中から新元号を考案したのは、中西進・大阪女子大元学長という説が有力です。「令」は「うるわしい」・「和」は「平和」と「大和」を表現している。「令和」は「うるわしき平和をもつ日本」という意味で、うるわしく品格を持ち、価値をおのずから万国に認められる日本になって欲しいという願いが込められているようです。

さて、そのおおもととなった万葉集についても少し説明してみたいと思います。万葉集は今からおよそ千二百年以上前に出来上がった日本最古の歌集です。最終的な編纂者は大伴家持(おおとものやかもち)と言われています。

他に歌集で有名なものとして「古今和歌集」が有りますがこちらは平安時代に出来上がっており、奈良時代に出来上がった「万葉集」とは歴史が違うと言えます。ちなみに万葉集の「うた」の数は四千五百首以上です。

その頃の上流階級の人達は「うたう事」が人生そのものでした。恋してうたい、死をいたんでうたい、旅してうたい、大君を讃えてうたい、人生の全ての喜怒哀楽をうたにして詠んだのです。

今回の一筆啓上の中で個人的に特に心に響いたのは、令和に込められた「うるわしく品格を持ち価値をおのずから万国に認められる日本になってほしい」という思いです。

日本も個人もその思いに添った行いができているかを日々検証したいものです。

(文・錦織 )

■和題&活動内容お知らせは休ませて頂きます。

■頭の柔軟体操

11月も旅行に最適な頃と言えます。今回は旅行は電車でという方にお勧めの問題です。私鉄に関する問題ですが、数ある私鉄の中からあまりたくさんの方がご存じではないのではと思える島根県の一畑電鉄(いちばたでんてつ)に注目しました。後の文章は一畑電鉄を簡単に説明したものです。□に正しいと思える漢字を入れて文章を完成させて下さい。ヒント→わかり易い所から解いてみて下さい。AはA、BはBに同じ文字が入ります。

尚、解答は解答一覧から選んで下さい。

問題文

一畑電車は□□地方唯一の私鉄です。通称「ばたでん」と呼ばれています。A□道湖(しんじこ)の□岸を走り地元の□□に浸ることができます。この地域の最大の売り物はA□道湖とB□C□大社です。B□C□大社は□結びの神様として全国からたくさんの方がお参りされます。以前はJR大社線と一畑電鉄のどちらでも□□近くまで行くことができましたが今は一畑電車のみになっています。A□道湖は□囲四十四キロ、全国七位の□さを持つ湖で□□□のシジミの生産地として知られています。

解答一覧→周・日・広・宍・情・山・一・北・本・出・旅・参・雲・道・陰・縁

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