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かぎろひ通信 2020・6月号

■一筆啓上申し上げます

6月です。今年は出だしから新型の感染症騒ぎが始まりそれが日を追うごとに大きくなって行き、どうしようこうしようと言っている間に一年の半分が経過しようかという季節になってしまいました。

長い間外に出ず自宅に閉じこもっていた人は長い長い月日であったのではと思います。そういう境遇の方が早かったと感じるのか遅かったと感じるのかわかりませんが、いずれにせよ過ぎてしまえば早かったなぁと思うのが世の常です。

その間今の世を動かしている指導者と言われるたくさんの方々の評価がはっきりと表面化し国民の注目を浴びました。

人は困難な事態に突入した時に本当の力量が試されると言われてきましたが、正に今回の状況がそれであると言えます。ひと言で言うと「人間力」という言い方になるのではと思います。胆の据わり方・表現方法・人の気持ちを納得させる言葉の力そして忍耐力といった所でしょうか。

話はがらりと変わり、有能な指導者とは真逆の方のお話をさせて頂きます。

これから書き上げる内容はピーター・タスカーさんという方の著書より引用させて頂きます。(プロフィール・1955年イギリス生まれ。日本を熟知した証券界の雄)

1970年代から日本の首相になった方々は的確な政策を打ち出す事もせず、裏工作を駆使した人が主であった。特に1980年から82年まで首相を務めた鈴木善幸氏はその代表と言える。首相としての意見をめったに言わないし、何か言っても説明不足で表現があいまいなので言う事が理解できない。それに率先して行動を起こす事は皆無で物事が自然に納まる所に納まった後で自分の立場をそれに合わせる方を好んだ。1982年秋彼は自発的に辞任した。禅問答にも負けない程の不可解な決断をもって初めて自分の意志で意思表示をし、自己否定の行動に出る事によってみんなを混乱におとしいれた。 以上

有能な指導者を選ぶのは大変な事です。今回の騒ぎはある意味指導者を選ぶ判断材料を与えてくれた様にも思えます。いずれやってくる指導者選びの時に参考にして頂ければ今回の騒ぎも少しは為になったのではないでしょうか?

(文・錦織)

■和題&活動内容おしらせ

やや平穏を取り戻しお振袖選びも再開されているようです。豊富な品揃えの中から、今だからこその割引き品を作っています。とにかくご来店頂きたく思います。

■頭の柔軟体操

一筆啓上にて鈴木善幸氏の話題を取り上げましたが、ここでは田中角栄氏を題材とさせて頂きます。尚今回もピーター・タスカー氏の著書より引用させて頂きます。次の問題文の( )の中に入る短文を解答一覧から二者択一(ABどちらか)で選んで入れて下さい。ヒントは深く考えない事です。

問題文

田中が生まれたのは山脈と日本海に挟まれた150戸程の集落にすぎない(① )だった。そこから一番近い長岡は当時は( ②)遠隔地だったが、今では開発の進んだ(③)で新幹線が停まる事が(④)である。彼は16歳の時(⑤)を求めて故郷を後にし東京へ出た。彼を見送った母親は(⑥)をいくつか授けている。たとえば、金を貸した相手は忘れても借りた相手を忘れてはいけない。といった事である。また、してはいけない事を3つ言い渡した。それは、酒を飲むな、(⑦)、馬に手を出すな。である。

解答一覧→①・A貧しい農村★Bひなびた温泉地■

②・A発展から取り残された★B他者を寄せ付けない■③・A裕福な都市★B夢の様な街■④・A自慢の種★B最大の誇り■⑤・A名声と富★B心のよりどころ■⑥・A有益な教訓★B自分を守る方法■

⑦・A守れない約束はするな★B約束は必ず守れ

●回答をお寄せ下さいませ。正解の方には記念品をご用意致しております。ただしご来店可能な方に限らせて頂きます。

●ご意見ご感想をお願い致します。宛先は

nishikouri@wa-shibata.co.jpです。

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