かぎろひ通信

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かぎろひ通信 2019年4月

■一筆啓上申し上げます

春本番の4月です。新年度のスタートとなり各方面で新鮮な装いで活動する人の姿が見受けられます。

そして今年は歴史的な大行事が行われる年となっており、いよいよ今月末から来月にかけてその行事が執り行われます。

日本国の象徴としての天皇が退位されそして即位されるという行事はこれまでの歴史を見てもあまり無く、我々がそれを見守る事ができるというのは幸せな事と思います。

その行事を遂行する役目に当っている人や主役たる方を補佐する役目の人などはそれこそ夜も眠れない程緊張した日々を送っていらっしゃる事でしょう。無事にやり終えた暁には充実感を噛みしめて頂いたら良いと思います。

しきたりや規則にのっとって執り行われる厳粛な行事ではありますが、よくよく考えてみますとこの様な行事を当然の事の様に遂行できる日本は何と有り難い国であるかとつくづく思います。

国民が暖かく見守り、粛々と行われていく国家的行事ができる国が世界中でいったいどれ程有るのでしょうか。

そこには長い歴史に裏付けされたしきたりが有り、それを守っていく制度が整備されており、そして平穏に執り行える平和な環境がなければなりません。近隣諸国を見回しても該当する国が見当たりません。

そんな国だからこそ島国で有りながら大勢の人が諸外国から来てくれるのでしょう。

ヨーロッパではもっと多くの観光客が押し寄せる国が有る様ですが、たくさんの国が陸続きですので入国手段が日本に比べて有利です。

日本は陸上移動では入国は全く不可能。主たる入国手段は飛行機で多少船も有ります。国土も狭く入国手段から見てもなかなか面倒なこの国へこれ程の人が来てくれるのはありがたい事と心の底から思っております。

日本はこれから国際的行事がたくさんあり、さらに来日される人が増える事と思います。

そこで問題はこの状況をいつまで続けさせる事ができるかです。今の世相を見ていると心が壊れかけの人がどんどん増えているように思えとても心配です。

景気対策は大変重要ですが、人の心を育てる対策も力を入れて頂きたく思います。

そしてそれを立案実施する人が純粋にその業務に値する人で有る事を望みます。

(文・錦織)

■和題&活動内容お知らせ。

きもののお手入れ特別割引キャンペーンを5月10日から12日の日程で行う予定です。告知はチラシで行います。シミ落とし、丸洗い等何でもお持ち下さい。

■頭の柔軟体操

四月は桜の季節です。そこで今回は桜にちなんで花咲爺さんのお話です。とある本に「花咲爺さんの教え」という見出しのコーナーが有りそこから一部抜粋して問題文とさせて頂きました。文中の「ひらがな」の所を漢字にして頂くというのが今回の問題です。。

問題文

花咲爺さんと一緒に畑に出てきたポチは急に立ち止まって、ここほれわんわんここほれわんわん、と教えた。花咲爺さんがそこをほってみると、中から大判小判がざくざくと光輝いた。

国民童話の一つ花咲爺さんの物語は、この黄金発見から始まって、枯れ木に花を咲かす、というけんらんたる場面で終りをつげている。その間何度も欲ばり爺が邪魔をするも淡々と新しい面を切り開いて成功して行く。一方の欲ばり爺はまねしてはしくじり三度まねてついに囚われの身となる。

今まで多くの童話作家は、これは「かんぜんちょうあく」の思想と、「ほうおん」の物語りであるとしていた。しかし、その原型である「おとぎぞうし」の中に出て来る物語をよむと、一つの大きな思想を忘れているのに気付く。それは、絶えず頭を使って、「そうい」「くふう」する者は常に富と幸福を得るが、まねだけしかできない者は、いつか「はめつ」「うきめ」をみる、という教えである。

★回答をお寄せ下さいませ。正解の方には記念品をご用意致しております。ただしご来店可能な方に限らせて頂きます。

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