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かぎろひ通信 2017年5月

■一筆啓上申し上げます

5月です。芽吹いた若葉が少しずつ成長し人々の心に癒し効果を与えてくれます。とても良い季節にもかかわらず、自殺者が一番多いのがこのころです。

新年度になって一ヶ月が過ぎ仕事や勉強・人間関係などに悩み、うつ病になってという流れの様です。心に大きな悩みを抱えた人は青葉や爽やかな風などは全く無縁のものとして過ごす事になると思います。

生まれ育った環境に大きく影響される人間性。近年その環境を作り上げていく親に問題が有るのではと思える事例が多い様です。

上に立つ人はしっかりとした教育を行い、下につく人は心を強く持って指導を仰ぎ、向上心を持って物事にあたるという姿勢が必要だと思いますが、お互いそれができる人が減っているという事なのではないでしょうか。各人がそれぞれ自己改革しなければならない時期に来ているのかも知れません。

話は変わりますが、この時期は「青葉の時」と言いますがなぜ緑の葉を青葉というのでしょうか。信号の緑も青と言いますがなぜでしょうか。ちょっと気になりましたのでネット上で調べてみますと次の様に説明されていました。

「奈良時代・平安時代日本には色を表す形容詞が白し・赤し・青し・黒しの4つしかなく、その4つのことばで全ての色を表現しなければなりませんでした。従って1つの色表現に含まれる色の範囲が広く青は緑・紫・灰色までもが入っていました。その名残りが今もって続いているという事です。青りんご・青汁・青のり・青虫・青しそ・青菜・青々と茂るなどその名残りは多岐に渡ります。

信号機の青は法律によって青信号とすると決められております。近年色自体が緑色から青緑色に変わってきています。」

日本は古代より多岐に渡る文化を持っています。踊り・武術・歌・物語・衣装・言葉・文字などなどまだほかにも有る事でしょう。今あたり前に使用しているものがその大元を辿れば不思議な起源を持つというものが多いのではないかと思います。

詳しく調べたわけでは有りませんが、おそらくこれ程複雑で厚みのある文化を持った国は無いのではと思います。ありがたい事です。

(文・錦織)

■和題&活動内容お知らせ

四月に総合展示会「春のロイヤルフェア」を行いました。呉服・寝具・宝石・洋服・健康用品など多くの品が並びました。呉服コーナーは九ケ所に区分けされ展示しました。その中で川島織物さんはいつもながら人気が有り、一番の売れ行きでした。永い歴史と確かな技術で信頼厚く流石でした。

■頭の柔軟体操

緑まぶしい若葉青葉の季節ですので、今回の問題は色に関しての出題です。色を表すことばは普通青や赤や緑と言いますが、もっと過去に遡れば今よりも優雅な名前で表されていました。そこで今ではあまり使われることの無くなった「色を表すことば」を15種書き上げました。主に青や緑や灰色系の色を表すものばかりです。それぞれの色名を、薄い色系・濃い色系・中間系に三分割して下さい。色の感じ方は人それぞれ違いますが、各色濃さを対比して導き出して下さい。(ヒント。答えの出し方には一定の法則があります。)

色名

① 千草色(ちぐさいろ)②暗緑色(あんりょく

しょく)③秘色(ひしょく)④浅縹(あさはなだ)

⑤千歳緑(せんざいみどり)⑥淡青色(たんせいしょく)⑦青緑色(せいりょくしょく)⑧鉄色(くろがねいろ)⑨白縹(しろはなだ)⑩海緑色(かいりょくしょく)⑪木賊色(とくさいろ)⑫薄花桜(うすはなさくら)⑬柳色(やなぎいろ)⑭花浅葱(はなあさぎ)⑮灰白色(かいはくしょく)

★薄い色グループ○○○○○

★中間色グループ○○○○○

★濃い色グループ○○○○○

●回答をお寄せ下さいませ。正解の方には記念品をご用意致しております。ただしご来店可能な方に限らせて頂きます。

●ご意見ご感想をお願い致します。宛先は

nishikouri@wa-shibata.co.jpです。

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