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かぎろひ通信 2017年1月

■一筆啓上申し上げます

あけましておめでとうございます。

今年の日本はどの様な社会になるのでしょうか。まずは自然災害の無い年であってほしいと思います。安定した経済と共に誠実な政治も望みます。そして平和と治安の良さが続いてほしいものです。

個人的な年間目標を掲げる人も多い事と思います。中には半紙に墨で書き上げ良く見える所に張り付ける人もいる事でしょう。

目標の内容は人それぞれでしょうが、中にはノーベル賞を取るぞというとても大きな目標を掲げる人もあることでしょう。

そこでまだ記憶にも新しいノーベル賞のお話を少々してみたいと思います。毎年12月10日(ノーベルの命日)にスウェーデンとノルウェーで授賞式が行われます。スウェーデンの化学者アルフレッド・ノーベルの遺産を、彼の遺志に基づき設立されたノーベル財団から贈られます。部門は6つ有り「物理学」「化学」「生理学・医学」「文学」「平和」「経済学」となっています。

日本人ノーベル賞受賞者は昨年までで25人。その中で一番最初に受賞した湯川秀樹博士にスポットを当ててみたいと思います。1949年(昭和24年)に物理学賞で受賞。原子核における中間子の存在を予測した事で与えられたとの事ですが、恥ずかしながらさっぱり意味がわかりません。

当時アメリカに滞在していた湯川博士が新聞記者から祖国日本に対するメッセージを一つと促がされて博士は「ちょうど日本の文化の日にこの栄誉を与えられた事は、科学者としてこれほど喜ばしい事はありません。率直にいいますと日本人は西洋人にはとてもかなわないという一種の劣等感を持っていました。

中略。もし、私が今度のノーベル賞を受けた事によって、日本人の自信の回復に幾分でも役立つならば、これにこした喜びはありません。」と語りました。

戦後あまり多くの年月が経過していない頃の事であり、博士の人柄と時代背景が現れたコメントであったと思えます。

その後15年間ノーベル賞受賞者が現れず、やっと1965年に朝永振一郎氏が物理学賞を受賞しました。

ここ近年は受賞者が多く喜ばしい事ではありますが、そこは何と言ってもノーベル賞ですので受賞はなかなか困難です。

年頭に当たりノーベル賞を取るぞという目標を立てるのは、たとえ無理としても意気込みを持つという事に関しては良いのではと思います。「まずは強く思う事から始めよ」と言った人がいましたが確かにその通りかと思います。 (文・錦織)

■和題&活動内容お知らせは勝手ながら休ませて頂きます。

■頭の柔軟体操

一筆啓上のコーナーでノーベル賞の話題を取り上げましたがこのコーナーも引き続きノーベル賞にこだわった問題を出題です。過去のノーベル賞受賞者とその受賞理由を書き上げました。

問題→受賞者㋑から㋭の5名と受賞理由AからEを正しく組み合わせて下さい。

★受賞者

㋑梶田隆章氏・・㋺江崎玲於奈氏・・㋩根岸英一氏

㊁大江健三郎氏・・㋭川端康成氏

★受賞理由

A・クロスカップリングの開発。

B・人生の哀歓の幻想と美をみごとに描いた作品

「雪国」「伊豆の踊子」などで。

C・ニュートリノ振動の発見。

D・「個人的な体験」など個人的な題材を掘り下げる事で現代の人間の様相を描いた。

E・半導体・超電導体トンネル効果についての研究。

解答→㋑―○・・・㋺―○・㋩―○・・・㊁―○

㋭―○

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