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かぎろひ通信 2012年12月

一筆啓上申し上げます。2012年・師走

一年の最終月師走です。師が走るの師は誰の事を指しているのか良くわかりませんが、今年は文字通りえらい先生方が走り回る師走となりました。もちろん中旬には体制が判明し走り回らなくてもよくなるのでしょうが、それでもこれだけ多くの党が乱立すれば判明した後も組み合わせ合戦のために再び走り回らねばならなくなるのではと思います。

一方で一般の人達はと言いますとただでさえ気ぜわしい年末なのにそこに選挙が加わり気ぜわしさに拍車をかけてもらった感が有るのではないかと思います。こんな特殊な年末はそうそう有るものではないはずです。

今回の政局において新しい党が乱立するというこの状態は決して好ましいものでは有りませんが、良く考えてみると考え方や思想を共有する人達が自由に党を立ち上げる事ができるというこの国は平和な国であるという事が言えます。この様な事を許されない国々は世界中にまだまだたくさん有ります。

えらい先生方には今とても困難な問題が山積しています。討論会や街頭演説などで自信有り気に色々な事を語っていらっしゃいますが、心にグサッと突き刺さるような感動を覚えるお話はほとんど記憶に有りません。それは「記憶力の悪さです」といわれれば反論の余地は有りませんが、どう考えても言葉と行動が一致していないように思え、それが「心のしらけ」を生んでいるように思えてなりません。

どこの党にしても永年の失政はこんにちの状況がはっきり証拠として示しているわけですから素直に反省し、本当に国や国民の事を考え私利私欲を捨て勇気を持った決断をしてほしいものだと思います。

国民は本当の意味の英雄を欲しがっています。オリンピックで金メダルを取ってもらうよりも心から「素晴らしい政治家さんですね」と言える人物を必要としています。

                                                               (文・錦織)

 

■和題あれこれ

十一月中旬に百周年記念完全売り尽くしセールが行われ、呉服を中心に(一部寝具有り)五十%引きから最高九十%引きで開催致しました。

この大変なご時世にもかかわらずたくさんのお客様にご来店頂きたくさんのお買い物をして頂きました。本当にありがたく思った次第です。

呉服は安ければ売れるという品物では有りません。着用して頂く方が減少している昨今に於いてはなおさらです。そんな中で今まで以上にご来店頂ける様にするにはどうするかが宿題です。今後はきものを着て頂く場所づくりと比較的簡単に着る事ができるという事に注目して行きたいと思います。

■頭の柔軟体操・2012年12月

年末となり仕事もプライベートも何かと用事が多くなるのがこの時期です。従いましていつもにも増して体調管理に留意しなければならないのではないでしょうか。

そこで今回は1991年に発行されました「ビジネスマンの為の休養学」という本に注目してみました。この本は休養というものを深く掘り下げて解説したものですが、その中の出だしの部分を少しご紹介させて頂きます。

そこで問題です。次の文章の中の□の所に適切と思える漢字をあてはめ文章を完成させて下さい。□一つに漢字一文字、同じ文字が何回も出てきます。

★問題文

90年代の日本は「ゆとり」と「豊かさ」をキーワードに、「生産大国」から「生□大国」へ移行という大きな変化がみられます。生産大国とは、□□を優先する社会の事です。

生□大国とは、□□を大切にする社会、□□の可能性を最大限に発揮できる社会といえるでしょう。すなわち、自分の□□を楽しむ為に自分の□□を持ち、その□□を通して自分らしい□□を作り出す社会です。それは与えられるものではなく自分が責任を持って□□するものなのです

中略

「ゆとりと豊かさのある社会」、それを実現していくために何と言っても大事なものが健康です。健康づくりといえば、□□・□□・休養が三本柱と言われています。□□と□□が果たす役割については肉体的な面から十分理解できます。では、休養の果たす役割はというと、「働きすぎ防止」という意味合いでしか考えられてこなかったように思います。

しかし休養のもつ意味合いを、これまでと違う視点で見てみてはいかがでしょう。それは、□むという意味にウエートがかかり過ぎていたものを、□う意味にウエートをおいて考えてみると、休養こそがこれからの時代のキーワードであり、科学的にも学問的にも注目していくべき事柄であると思います。

★回答をお寄せ下さい。正解の方には記念品をご用意致しております。ただしご来店可能な方もしくは配達可能範囲の方に限らせて頂きます。

 

■活動内容おしらせ

新年一月にはいよいよ池田重子さんの個展を開催させて頂く事となりました。

永年に渡って収集された古いきものや、そこから生み出された図案の、現代に着用されるきものなど多数展示致します。

興味をお持ちの方は弊店までお電話下さいませ。

電話番号0742・20・2222

 

★ご意見ご感想をお寄せ下さいませ。

宛先はnishikouri@wa-shibata-co.jpです

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