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かぎろひ通信 2012年6月

一筆啓上申し上げます・2012年・水無月

貯水の季節です。「今日も雨降りかぁー」と嫌悪することばが聞こえてきそうですが梅雨(つゆ)もまた日本人が生きていく上で必要とされている時節である事は事実ですので、何とかがまんして凌ぐかできれば楽しむ位の気持ちでいたいものです。太古の昔から続いている気候現象は人間がそれに沿う形で生活を営んできており、できれば不変的に続いてくれたらいいと思いますが、近年は少しずつ歪みが生じてきているのではないかと思われます。願わくばもうこれ以上歪まずに昔の姿を取り戻して頂きたいものです。

話は変わりますが、同じ自然現象という意味で五月に金環日食が有り全国でたくさんの人がその天体ショウを楽しんだ様でした。

また、次の日は自然現象ではありませんが東京スカイツリーの開業が有り全国的な話題となりました。

どのような現象であれ話題であれこの情報化社会の中では誰もがすぐに様々な情報を共有できありがたい事だと思います。あふれんばかりの情報の中で、大災害に心を痛めたり、楽しく興味深い事象にはしゃいだりと気持の振幅を非常に大きくさせられる世の中となってきました。

このような状況の中で人は自分自身の頭の中で情報の取捨選択をしっかり行いそれを心に連動させ、的確な行動を取れるよう自分を磨かなければなりません。

信じられない様な行動で人に迷惑をかけたり、自分に有利になるのであれば何でも有りの行為を全く悪びれる事なくやってしまう人達が増えたのは情報化社会の弊害がもしれません。

進み続ける世の中を止めることはできませんので、個々が現状を把握し自分自身と周囲がおおよそ正常と思える様維持又は改善して行けるよう日々自分磨きを心掛けて過ごしたいものです。                                                 (文・錦織)

 

■    和題あれこれ

先日ゆかた下駄の注文が有りました。二枚歯で黒台に赤い鼻緒のものという事で仕入先に色々聞いてみたところ、なかなか有りません。結果的にはやっとのこと見つかりましたがすんなりでは有りませんでした。また、竺仙さんの高級ゆかたが品薄の為手に入りません。どういう事かと言えば腕に自信の有る優秀な職人がいなくなり品物ができていないという事です。機械化され自動的にどんどんできてくる物はたくさん有りますが、手仕事の物は大幅に減っています。

呉服業界は職人が居なくなりそうで危機的といえます。

解決策は未だ見つかってはいません。

■    頭の柔軟体操・2012年・6月

今は雨期ということで今回は水に関する問題です。

日本各地に点在する名水百選の中から十箇所を選び出し、その名称と所在地を正しく組み合わせて頂きたいと思います。

A~Jは名水百選の名称と簡単な解説、イ~ヌはその所在地が記されています。

A~Jの所在地として正しいと思われる地名を記号で□にあてはめて下さい。

例・「G→イ」

★    名称と解説

A・洞川湧水群(水信仰が厚い所)          B・伏見の御香水(病気平癒の霊水)

C・江川の湧水(夏と冬で水温差がわずか10度)

D・姫川源流湧水(福寿草の群生地)       E・出の山湧水(数千匹の蛍が乱舞する)

F・甘露泉水(日本最北の名水)                  G・観音水(鍾乳洞から湧水)     

H・竜泉洞地底湖の水(透明度世界一)    I・ナイベツ川湧水(支笏湖の伏流水)      

J・穴の谷の霊水(修行僧の飲用水)

 

★    所在地

イ・愛媛県伊予市          ロ・富山県上市町          ハ・北海道千歳市

二・岩手県岩泉町          ホ・宮崎県小林市          へ・徳島県吉野川市

ト・北海道利尻富士町    チ・奈良県天川村          リ・京都市

ヌ・長野県白馬村

 

「A→□」*「B→□」*「C→□」*「D→□」*「E→□」

「F→□」*「G→イ」*「H→□」*「I→□」*「J→□」

☆回答をお寄せ下さいませ。正解者にはささやかながら記念品をご用意致しております。ただしご来店頂ける方もしくは配達可能範囲の方に限らせて頂きます。

 

■    活動内容お知らせ

5月に行われました創業100周年記念行事についてお伝えさせて頂きます。橿原市にある妙法寺というお寺に掛け軸を奉納させて頂きました。軸の模様は仏像で全て織り上げたものです。西陣織の精巧な技術の真骨頂とも言える織物で、陰影・濃淡・凹凸がみごとに表現されています。奉納後一度お借りし店内にてお披露目をさせて頂きました。たくさんの方々にご覧頂き、みなさん一様にその出来栄えのすばらしさに感心しきりでした。ご覧になりたい方は妙法寺さんまでお出かけくださいませ(要ご連絡)。

ご意見ご感想をお寄せくださいませ。あて先はEメールnishikouri@wa-shibata.co.jpです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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