一筆啓上申し上げます・2012年・卯月
4月は旅立ちの時節です。新しい人間関係の構築や、知らない土地での新生活が始まったりします。
現代の若者は色々な事に恵まれ過ぎて育ってきており、自発性や忍耐力に欠ける人が昔(と言ってもいつの事か曖昧ですが)と比べて増えたといわれています。又、学校の成績を重視するあまり一般常識の学習が不足気味とも言われています。もちろん普通に行動できる人がたくさんいるのは分かっていますが、昔と比べるとややそういう傾向にあると言われているという事です。
たとえば最近警察官の不祥事が大変多いように見受けられますがそれらは普通の精神修養が不足している事からおきるのではないでしょうか。決して若い人に限った話ではありませんが昔はそのような話をほとんど聞いた事が無かったのではと思えてなりません。
一方、相変わらずお役人の天下りが横行しているのも気になります。天下りをする理由は単純に楽をしていっぱいお金がもらえるという利点(?)に有ると思います。そこには一般国民の血税を必要以上に使ってしまっているという事に対する罪悪感はありません。子供の頃一生懸命勉強し今の地位を獲得してこられたのだと思います。しかし巡り巡って人々に多大な迷惑をかけているという事は認識なさっていらっしゃらない。いくらたくさん勉強してもそこいら辺の感覚は習得できていないという事です。
不祥事を起こす警察官や天下りをしている人々は自分の子供に「悪い事をしてはいけない」とか「人に迷惑をかけるな」とか「真っ当に生きろ」などという訓示めいた事を言えるのでしょうか。こういう方々に育てられた若者がたくさんいると思うと・・・・・・・・・・「なんだかなぁ」、と言いたくなります。
被災者に応援の手を差し伸べる人がたくさん居る中でこの様な人がそこそこ居ることに嘆きを覚えます。今からでも改心してほしいものです。 (文・錦織)
■ 和題あれこれ
きものを自分で着る事ができるようになる為に、ということについて少しお話をさせて頂きます。かぎろひ屋柴田衣料店では毎週土曜日午後1時半より着付け教室が有ります。所要時間は約2時間程ですが個人の都合によって多少変動可能です。
基本的に3ヶ月12回が1クールでその後の更新は自由。費用は3ヶ月9千円。詳しくは店にお電話なさってみて下さい。
一方、簡単着付けできる仕立てが有ります。特に帯は切らずに形を作るという優れものです。きもののお仕立ても含めご相談下さい。こちらはお電話ではお伝えできませんのでご来店の程よろしくお願い致します。
■ 頭の柔軟体操・2012・4月
新年度の始まりです。年度替わりとともに色々なものが変わりました。JRのダイヤも変わりました。今回は3月に終了した寝台列車についての問題です。
問題
大学卒業を前にした鍵呂井商一(かぎろいしょういち)君は今まで乗った事のなかった寝台列車で旅をしようと計画しました。次の文章はその旅日記ですが所々□が入っています。その□の部分にあてはまることばを入れ文章を完成させて下さい。□は漢字一文字が入ります。
旅日記
○ 月×日
夜8時過ぎ□□駅始発の日本海3号に9時前□□駅から乗り込んだ。旅の楽しみのひとつに駅弁が有る。ビール・お酒・つまみと一緒に幕の内弁当を買って乗った。近年高速の乗り物におされ、□の間に移動するこの様な列車は□□率が低下し今日も空席が目立つ。上段下段と有る□□も余裕で下段がとれた。□□駅を出てしばらく走ると東海道本線から分れ□□線に入る。琵琶湖を過ぎると北陸本線に入り□□県・□□県・□□県と通って行く。新潟県に入るとすでに日にちは変わっており何だか時の流れを妙に意識してしまう。新潟県は長い。その中央部に位置する新津駅は交通の要衝だ。信越本線を行けば程なく終点新潟駅、□□本線を行けば村上を通って東北へ。新潟市は本州日本海側最大の都市で有り本来はそこを通るのが筋であろうがこの列車は新潟駅には行かない。ルートの形態からして新潟駅に入ってしまうと方向転換が必要となる為だ。
新潟県を過ぎるといよいよみちのく路となる。最初は□□県で日本有数の米どころ□□平野の真っ只中を進む。松尾芭蕉が俳句に詠んだ□□川を渡り酒田駅へ。
朝7時酒田駅出発。東北一高い山と言われている□□山を右手に見ながら□□県へ入る。そして最終青森県へ。終着駅青森には昼前の到着となった。
ここからどう行動したかはまた次の機会にお伝えするという事で・・・・ではまた。
★(回答をお寄せ下さいませ。ささやかながら記念品をご準備致しております。
ただしご来店頂くか配達可能範囲内の方にさせて頂ます。)
■ 活動内容お知らせ
今年は100年記念のところが色々有るようです。大阪の新世界も100年だそうで賑わっているようです。弊店も100年となり記念催事を計画しております。4月はその始まりの催しが12日(木)から16日(月)まで有ります。たくさんのお客様に支えられてとてもありがたい事にここまで来る事ができました。これからも感謝の気持ちを忘れずに未来へ進んで行こうと思います。
☆ご意見・ご感想をお寄せ下さい。nishikouri@wa-shibata.co.jpまで。