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かぎろひ通信 2011年11月

一筆啓上申し上げます・2011年・霜月

秋の深まりと共に紅葉前線が日々南下致しております。十一月という月は紅葉が瞬く間に全国に広がります。丁度四月に桜の開花が進む様にです。紅葉をこれ程大々的に観賞する国がほかにあるのかどうかわかりませんが、日本独特なのではないかという気がします。

山の上から見る彩りの大パノラマもあれば周囲を山に囲まれた湖の湖面に映る彩りと山の紅葉を組み合わせた一つの油絵の様な景色もあります。また、京都の神社仏閣の様に計算し作り出された紅葉の美しさもあります。

そんな中でちょっとひと味違う紅葉スポットをご紹介したいと思います。有名観光地ですので行かれた方も多いかもわかりませんが、青森県の奥入瀬(おいらせ)の渓流沿いの紅葉です。ここは十和田湖から流れ出る奥入瀬川を中心に側を車道と遊歩道が続いています。奥入瀬川はほとんどが浅瀬でサラサラと流れる清流、車道はもちろん舗装されていますが川の流れに沿っていますのでくねくねと曲がり道幅も広くなったり細くなったりしています。その奥入瀬の渓流沿いの最大の特徴は木々のトンネルです。別に木々がアーチを作ってトンネルにしてくれているわけではありませんが、川と道の周囲を木々が埋め尽くし空はほとんど見えずまるでトンネルの中に居る様な雰囲気をかもし出しているのです。紅葉シーズンになるとその木々が黄色を中心とした色に染まりそれはそれはロマンチックな紅葉のトンネルになります。白いシャツを着て行くとそのシャツが黄色く染まった様に見え気分はさらに高揚します。何キロもそんな中を進んで行くと頭の中は完全に実社会を離れ夢の中にいる様な気分になります。彼女に告白したい彼はそこを利用するといいと思います。おそらくオーケーをもらえます。とにかくひと味違った紅葉を楽しみたい方は出かけてみてはいかがでしょうか。来年の楽しみに取っておくのも結構かと思います。

ちなみに白地のきものを着て行くといつもにも増して美しく変身する貴女を彼に見せる事ができる!*****************************はずです。

                                                                                          文・錦織

 

■和題あれこれ

和の題材をテーマとしたお話という事でお伝えしているこのコーナーではありますが、今回ちょっとレールから外れます。今回のお話は「めがね」です。呉服店がなぜめがねなのかと疑問視される事と思いますが、とても良いメーカーさんに巡り合ったからです。呉服店は特に信頼を重要視します。従ってその信頼を損なうものは絶対に取り扱えません。先日、以前お嬢様用にお作りしためがねが具合が良かったからと、今回お母様がご自分のものをお作り頂いたというケースが有りました。信頼できるものだからこそと思い嬉しくなった次第です。

■     頭の柔軟体操・2011年11月

今年は何かと東北がクローズアップされた年でした。三月の大震災、その後の福島原発被害。一方では夏の甲子園で青森県代表の光星学院の準優勝など。一筆啓上のコーナーでも青森県の奥入瀬を特集させて頂きましたが、今回は東北六県に関する問題です。

ちなみにその六県とは青森県・秋田県・岩手県・山形県・宮城県・福島県です。

{問題}

次のイからクの記号の次に書かれている28個の地名は全て東北六県に分布している都市名(全て市)です。それぞれ何県にあるでしょうか。さらにその県名の中から青森県と秋田県に有る都市名に該当する記号(イロハ・・・・)を書き出しその文字を並べ変えて隣の8個の空欄にあてはめて文章を完成させてください。(濁点を加えなければならない所が1ヶ所有ります)

ヒント・・いつもは静かな山も季節によっては変化します。

 

イ・むつ ロ・大館ハ・喜多方二・湯沢             

ホ仙台へ・釜石ト・名取チ・花巻

 リ・黒石ヌ・いわきル・角田オ・石巻                

ワ・横手カ・郡山ヨ・酒田タ・遠野                  

レ・盛岡ソ・米沢ツ・男鹿ネ・相馬                  

ナ・気仙沼ラ・宮古ム・天童ウ・久慈              

 ヰ・能代ノ・十和田ヲ・大船渡ク・八戸   

答え・・□□□□ヤマ□□ギ□□             

                      (回答をお寄せくださいませ。ささやかながら記念品をご用意しています)

■    活動内容あれこれ

平成25年に成人式を迎えられるお嬢様方対象の振袖発表会が本格化してきました。年々レンタルに対するご要望が増えてきており、レンタル用お仕立て上がり振袖の充実が求められています。着る回数、後始末、保管方法などを総合的に考えると借りたほうが良いとの判断だと思います。呉服店はとにかくきものをなるべくたくさんの方々に着て頂きたいとの思いでいっぱいです。成人式にお振袖を着て頂く事は呉服店の喜びだけではなく世の中の多くの人の喜びであり、日本が世界にむけて胸を張って自慢できる最高のシーンであると思っております。身内の方の振袖、レンタル、お買い求めの区別なくとにかく着てほしく思います。

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