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かぎろひ通信 2011年7月

一筆啓上申し上げます・2011年・文月

暑い季節です。以前(例えば半世紀前)と比べるとひと月の平均気温にしてどれ程の違いが有るのかわかりませんが上昇している事は間違いないと思います。

昔より暑いという現象は良く言われている所の二酸化炭素効果による地球温暖化も有ると思いますが、加えてコンクリート壁やアスファルト面などの熱保存反射効果もおおいに影響していると思います。街なかから田園地帯へ移動すると暑さが少し楽になったという経験をお持ちの方は多いと思います。

人は職を求めてあるいは華やかさを求めて都会へ都会へと集まって来ました。農業・林業・漁業を中心とした田舎はどんどん人が減り人口偏重による色々な社会問題も起きています。大多数の人が都会に住み熱の逃げ場の無い環境を生み出しこれからも延々と続く事と思われます。

20年から30年位前より一部このままではだめだとの思いから逆に都会から田舎に移住する人が出始めました。別に地球温暖化を懸念したからというわけではなく充実感を味わえる環境は都会ではないと判断されたからなのでしょう。(結果的に異常高温の被害をあまり受けずに生活されているとは思いますが。)

ある時、とても不思議なご縁でその移住を実際になさった方とお知り合いになる事ができました。その方を仮にМさんとしましょう。Мさんに聞いたところによりますと、元々は東京にお住まいで現在は奈良県の天川村にて生活。車の免許がないにもかかわらずバスが一日数本しか無い所(はっきりとした本数を記憶していなくてすみません)に住んでいる。不便と思えば不便かもしれないが悪くはない。弁財天のご加護のもと天川村は何とも住みよい所の様子。お会いした折は奥様もご一緒でにこやかにお話なさる姿はとてもうらやましく思えました。夏は普通に暑く冬は普通に寒い。四季や自然を普通に満喫なさっていらっしゃる様子が伝わってきました。

このМさんの例が一般的とは言いませんがいずれ近い将来人口の分散化は必要と思います。それによって色々な問題が解決するのではないでしょうか。

その辺の所を「えらい先生方」はどうお思いなのでしょうか。ちなみに呉服店にとっても人口分散化は有意義なのですが。・・・まあそれは二の次三の次で・・・。

                                                        文・錦織

 

■    和題あれこれ

ゆかたの季節本番です。今年は浅田真央ちゃんのプレタゆかたが誕生し店内にて展示しています。きもの・帯・げた・扇子の四点セットで18900円です。

花柄中心のかわいい模様になっています。数量はわずかです。一度ごらんになってみてください。

■    頭の柔軟体操・2011・7月

毎年夏になると涼しいイメージを求めて北海道クイズを出題しております。

この度も同様に北海道です。北海道に点在する湖にスポットをあててみました。

次に記載した①から⑦までの湖の名前とその次に記載したAからGまでの説明文を読んでマッチするものを組み合わせて下さい。最後の欄の□に該当するアルファベットを当てはめて下さい。

湖の名前一覧

①支笏湖             ②サロマ湖           ③洞爺湖      ④屈斜路湖

⑤風蓮湖             ⑥阿寒湖             ⑦摩周湖

説明文

A・日本一の透明度を持つ。霧が多い事で有名。

B・特別天然記念物マリモで有名。

C・最大深度約360Мで日本では2番目の深度を誇る。日本最北の不凍湖。

D・北海道で一番の海跡湖。オホーツク海に面している。

E・道東・根室市・別海町に隣接しわかさぎ釣りのメッカ。

F・湖畔に建つ超豪華ウィンザーホテルが知名度アップに貢献。

G・道東にありカルデラ湖としては日本一。

答え・・①―□・②―□・③―□・④―□・⑤―□・⑥―□・⑦―□

 

              回答をお寄せ下さい。正解の方には記念品をご用意致しており

              ます。ただしご来店可能な方に限らせていただきます。

 

■    活動内容おしらせ

季節が夏となってからゆかたの販売が本格化しました。近年プレタゆかたが多くなってきていますが、弊店に於きましては依然生地での販売・ご注文仕立ての割合が少なくありません。若いかたの間でも今風ではなく古風なタイプを好まれる方が結構いらっしゃいます。

先日お相手させて頂いたお客様で絞りゆかたをとてもお気に入り頂いて、ゆかたとしてはかなり高級な品をお求め頂いた方が有りました。来年の成人式にお振袖をお召しになる予定のとてもかわいいお嬢様です。おすすめする当方と致しましては古来の製法で作ったものは今風のものよりも高額でその値打ちを理解して頂くにはかなりの労力がいるものですが、今回のお嬢様はとてもすんなりとお気に入り頂きました。多くの先輩たちが育んできた伝統的製法で作られた製品をお買い求め頂いた時の喜びは、きものが好きでこの仕事をしている者にとっては絶大です。何度も何度も着てほしいものです。決して飽きる事なくご愛用頂ける事と思います。

株式会社柴田衣料店(かぎろひ屋) / 〒630‐8343 奈良市椿井町3番地 / TEL : 0742-20-2222(代)

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