一筆啓上申し上げます。二〇一一年睦月
新年を迎えご祝詞を申し上げますとともに皆々様のさらなるご多幸を心よりお祈り申し上げます。
当たり前の事ではありますが十二月から一月への移り変わりは普段の月のそれとは全く意味も気分も違います。人は節目を大切にします。二十歳(はたち)という節目、結婚という節目、還暦という節目などなど。
その節目節目に人はそれぞれこれからの目標なり志なりを心に誓い、又宣言したりします。一方ではこれまでの自分がいかがなものであったか振り返ったりもします。去年はこんなんだったなぁ、子供の頃はあんなんだったなぁ、独身時代はそんなんだったなぁ・・・・・・と。
そこで一つご提案が有ります。前年を振り返るに当り一つの目安が有ります。
「今年の漢字」です。毎年年末(確か十二月十日だったと思いますが)清水寺に於いて行われる恒例行事ですが、そこに書かれる漢字一文字はその年の世相を良くあらわしていると思います。これは一年が経過しようとするその時に行われるのですが、逆に年頭に当たり「今年の漢字予想」又は「今年の目標漢字」など書いてみるというのはいかがでしょう。
今年はこんな年になるのではないのかとか、今年はぜひこんな年になってほしいとか、今年はなんとしてもこんな年にしてやるぞとか色々な思いが有ると思いますがそれを漢字にしてみるのです。それを考える時の立ち位置は人によって異なることでしょう。世間の情勢を考える人、身内の事を考える人、お金を儲ける事を考える人などなど。
皆が一番希望する漢字は「幸」でしょう。それがあまりにも大き過ぎるのであれば
「信」「誠」「実」「健」「翔」などいかがでしょうか。いずれにせよ年頭と年末の漢字に大幅な違いが無い事を祈ります。
呉服店として書かせて頂くとしたら何と言っても「和」でしょう。そんな当たり前の字ではおもしろくないとおっしゃるのなら「穏」(おだやか)でいきましょう。穏やかな心で穏やかに暮らせば自然と和の生活に流れていくような、そんな気がします。(文・錦織)
■ 和題あれこれ
きもの姿は女性に限らず男性もなかなかいいもんです。最近男女ペアーできもの姿で歩いていらっしゃる風景をみかけます。非常にいいもんだなぁと思いながら見させて頂いております。年齢は色々。普段は洋服ばかりなのに今回はあえてきものを着て出かけるという心の余裕と言いますか豊かさと言いますか、その後姿に充実感が表現されています。ほんのわずかずつでもそんな人達が増えてくれればいいのになぁと思います。
頭の柔軟体操
昨年終盤に東北新幹線が青森まで伸び全線開通致しました。青森の人達にとって本当に待ちに待った高速鉄道の開通だった事と思います。
そこで一段と身近になった青森に関する問題です。いつの日か将来青森へ行く事があると思いますので少しは事前知識として記憶しておくのも良いのではないでしょうか。次の①から④の問いにお答えください。
① 青森県の県庁所在地は青森市で人口も一番多い都市ですが、人口第二・第三の都市名はどこでしょう。
② 次からの三問はア・イ・ウでお答えください。
都市名です。青森県にあるのはどの都市ですか。(十個中五個です)
ア・十和田 イ・黒石 ウ・横手 エ・大船渡 オ・大館
カ・五所川原 キ・酒田 ク・三沢 ケ・二戸 コ・むつ
③ 温泉です。青森県にあるのはどの温泉ですか。(八個中四個)
ス・花巻 セ・酸ヶ湯 ソ・青荷 タ・飯坂 チ・蔵王
ツ・浅虫 テ・蔦 ト・湯の浜
④ 鉄道路線名です。青森県にある路線は。(七個中三個)
ナ・米坂線 二・山田線 ヌ・五能線 ネ・津軽海峡線
ノ・北上線 ハ・奥羽線 ヒ・岩泉線
(解答をお送り下さい。正解者にはささやかながら記念品をご用
意致しております。ただしご来店もしくは配達範囲以内とさせて 頂きます。)
■ 活動内容おしらせ
2012年成人式ご参加のお嬢様方にお知らせです。とってもすてきな
お振袖がたくさん揃いました。ぜひ見に来て下さい。そしてたくさん着て
みて下さい。思いがけない色に遭遇したりします。あの色がいい、あの色が
着たいという思いが店を出るときに「意外な色が似合ったね」と変わって しまった事が多々
有ります。確かめてみてはいかがでしょうか。