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かぎろひ通信 2010年10月

一筆啓上申し上げます二〇一〇年十月

とても過ごし易い気候です。思い起こせば大変暑い夏でした。そして残暑から一転急に涼しくなり気温の大きな変化に少し恐れさえ感じた程の九月でした。

本欄でも度々書かせて頂いておりますが、やはりどこか異常と言っても良いのでは。良く言われている所の地球温暖化なのでしょうか確実に変化している様に思います。

根本的にその原因を作ったのは我々人間なのですから誰をせめるわけにもいかず、がまんするか対策を打つかしなければなりません。化石燃料を燃やし、山の木を切り倒し、有害ゴミをたくさん出すという行為は地球にとってはとても有難くないことで、永い間我慢していたのですがここへ来てちょっといかりをあらわにして来たといった感じです。

人は常に楽を求めます。電気やモーターの発明は人が楽をする事ができるという事から急激に発展し今では空気と同じように有って当たり前のものになって来ています。

これが例えば江戸時代の様に歩いて移動するのが当たり前で、石油製品もない時代が今でも続いていたら気象環境はずっと変わらずに来ていたかも知れません。これから江戸時代にもどりましょうというわけには行きませんので、こうなれば今までの発展をさらに大きくさせて有害物質や二酸化炭素を急激に減らすようにするか又は化石燃料を燃やさなくてもいい様にしたいものです。

これらの被害を被ることも又回復させる事も今の若者達です。先輩諸氏が残した「負の遺産」を背負いくじけず努力しなければならない宿命を持った若者達はとても気の毒ではありますが、全て身内が作った罪と思いがんばってほしいものです。今やる気をなくした若者が増えていると言われていますが、色々な立場でやる気を出してもらわないと自分達にそのまま災害が降りかかってきます。自分達を守る意味からもやる気を出してほしいものです。

私共呉服業界の者も今こそやる気を出す時ではないかと思っています。どんな表現方法にするか、今後の動きにご注目くださいませ。

 

和題あれこれ

この所呉服の価格に変化がおきています。今消費低迷の世の中と言われており呉服の価格も低下しております。高級品専門の問屋さんが低価格均一を発表したり個々の価格設定も低くなっています。消費者の方々もその辺は敏感でそういった商品に人気が集まっています。また一方では高額品にしか目が向かないというお客様も有りいわゆる二極化という事なのでしょうか。

呉服店と致しましては一人でも多くの方にきもの愛好家になってほしいと思っており価格問題よりもこちらの方が大切です。

頭の柔軟体操・十月

秋本番です。何といっても食欲の秋でしょう。そこで今回は秋の味覚をテーマとした出題です。次の文章をよく読んで問題にお答え下さい。

6人の男女が秋の味覚を大量に買い込んで来ました。6人の名前は、よしお・たかし・まなぶ・ゆうこ・としこ・まさこです。秋の味覚と数は、まつたけ二十個、栗百個、柿五十個、りんご四十個、アケビ三十個です。それぞれの一個当たりの価格はまつたけ八百円、栗五十円、柿八十円、りんご百二十円、アケビ百円です。この六人がそれぞれ好きな物をばらばらに取り最終的にあまり差の無い金額になるようにお互い考えました。その結果それぞれの人が取った品と数は次の通りです。

よしお君はまつたけ五個、柿二十個、りんご五個、アケビ二個。たかし君はまつたけ一個、栗二十個、柿二十個、りんご十個、アケビ八個。まなぶ君はまつたけ六個、栗十五個。ゆうこさんは、栗三十個、柿五個、りんご二十個、アケビ十個。としこさんは、まつたけ五個、柿五個、アケビ十個。まさこさんは、まつたけ三個、栗三十五個、りんご五個、でした。しかし一通り取り分けがおわったのち少し品物のやりとりがありました。よしお君がまさこさんにまつたけを一個渡しました。としこさんがゆうこさんに柿を一個渡しました。たかし君がまさこさんにアケビを一個渡しました。

さてここで問題です。

①    一番金額の多い人は誰ですか、そして一番金額の少ない人は誰ですかその差額はいくらですか。

②    金額の多い人から少ない人を順番にならべてください

③    男性と女性ではどちらが多額でその差はいくらですか。

 

 

活動内容ごあんない

秋は七五三の季節です。子供達の着飾った姿はとってもかわいく微笑ましいものです。一般に女の子は三歳と七歳、男の子は五歳と言われていますが子供が成長していくのをお祝いするのですから男女を問わず七五三をそれぞれお祝いしてもいいと思います。

季節は関係無いのですがお宮参りの衣装も最近少しずつ増えているように思います。子供が生まれ無事に成長してくれるという事はとてもうれしい事です。みんなで心からお祝いしてあげましょう。

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