一筆啓上申し上げます。二〇一〇年八月
太陽がギンギンに降り注ぐまさに真夏です。暦の上では八月はほとんどが秋なのですが現実とのギャップは大きいようです。連日人々の口からは「暑い、暑い」となげきのことばがついてでます。「夏は暑いのが当たり前、改めて言うな」という人もいますが、打ち身をした時におもわず「痛い」と言うのと一緒でどうしようもない事なのでしょう。
世界各地からのニュースを見ればまだまだ日本の暑さはかわいいもんだと言えるふしが有ります。この時期熱中症なる病気が問題になっており毎日の様に注意を呼びかけるニュース等を見聞きします。
暑さを我慢せずに適度にエアコンを利用するとか、シャワーをあびるまたは水につかるなどの対処法が必要になってきます。
最近は持ち運びできるクールダウン商品もあり使ってみるのもいいでしょう。
ところでエアコンの話ですが最近のエアコンは以前の物と比べてかなり省エネになっている様子です。エアコンの使用台数は毎年着実に増えているはずで、昔ながらの形式の物であれば確実に電力使用量は大きく増加していくはずですが、技術の進歩によって省エネ型になったおかげで台数は増えても電力使用量はそのまま増えるわけではないという事。場合によっては逆に前年より減る可能性もある。
なんだかんだと言っても日本の工学的技術はすごいものです。技術者の方々の大いなる努力によってこの進歩は成し遂げられるわけで、全くもって頭のさがる思いです。こんな話をするとすぐ比較するという意味で思い出してしまうのが政治家さんの省エネ努力の欠如のひどさです。総工費一千億円超の議員会館が完成したとか。全くもってどうしようもないですね。あの方達は給料など全ての費用が税金で賄われているという事がわからなくなってしまっているのでしょうか。
きもの姿が増えないのも呉服店の努力不足なのでしょうか。どうしていいのかわからなくなってしまっているという事なのかも。・・・おそらく。
和題あれこれ
印傳(いんでん)という物をご存知でしょうか。インドから伝来したからその名が付いたという説も有りますが、そうではないという説も有ります。
バッグや財布などに使用される素材の一つです。鹿皮が土台となりそこに漆を使用した絵柄をつけます。
産地は甲州(山梨)と宇陀(奈良)があります。
柔らかく美しく丈夫な品物です。
頭の柔軟体操・二〇一〇年八月
八月は月初に立秋が有り中頃にはお盆を迎え、暑さも残暑と言われます。夏を使ったことばも色々有りますが盛夏から晩夏へと移り変わりました。
そこで夏の終わりを惜しんで夏という文字を使ったことばを並べてみました。
① から⑦までのことばの意味を(イ)から(ヌ)の中から選んで当てはめて下さい。
意味は関係ないものが三つあります。
① 夏首(かしゅ)・・・・②夏屋(かおく)・・・・③夏盟(かめい)・・・・④夏天(かてん)
⑤夏虫(かちゅう)・・・・⑥夏半(かはん)・・・・⑦夏口(かこう)
(イ) 世間知らずの人
(ロ) 機嫌の良い様子
(ハ) 初夏
(ニ) 中国の地名
(ホ) 暑さの極み
(ヘ) 大きな家
(ト) 夏の日
(チ) 大同盟
(リ) 旧暦四月の別名
(ヌ) 夢中になっている状態
答え・①―□・・・②―□・・・③―□・・・④―□・・・⑤―□・・・⑥―□・・・⑦―□
そのほか夏という季節を表すことばがいろいろあります。立夏から始まって晩夏まで列記してみました。ひらがなの所に漢字をあてはめて夏という季節の流れを表す熟語を完成させて下さい。
立夏・・しょ夏・・ちゅう夏・・とこ夏・・もう夏・・盛夏・・晩夏
活動内容おしらせ
今年もやってまいりました。九月は年間最大の展示会「ロイヤルフェア」が開催です。
第三十一回となりました。奈良は今年平城遷都一三〇〇年祭が年間を通しておこなわれます。柴田のロイヤルフェアも一三〇〇年祭にあやかった記念催事を計画しております。お楽しみに・・・・・・・・。
★クイズの答えのほか、ご意見ご感想をお寄せください。アドレスは次の通りです。 nishikouri@wa-shibata.co.jp